ギャラリー間巡回展「京都」

京都造形大学にて、展示会・講演会があったので行ってきました。
ゲストは、アトリエワン(貝島 桃代)と千葉学
90分という講演の時間を均等に割られるのかと思っていたが、コメンテーターの策略で急遽「ゲストの講演時間は20分で、残りの30分を質疑応答の時間に当てましょう」というシステムに変更されて始まった。
ゲストの二人も「話すつもりで準備してきたのに。」と苦笑しながらも進められた。
千葉さんに当たっては、「2時間話すものだと勘違いしていた。」と、拍子抜け発言。
このような感じで、和やかなムードの中始められていった。

簡潔に、内容を紹介。
アトリエ・ワン「いきいきとした空間の実践」
「人の振る舞いがある様に、建築にも振る舞いがあるのでは?」という導入。
過去プロジェクトのスライドを参考に「モノへの観察」「小さな公共空間」を語る。
既存されたモノ(=建築?)が生み出した空間(隙間?)等を意識して可能性を予測し、設計しているとのこと。

千葉 学「そこにしかない形式」
site dominant
site adjusted
site specific
site determined
この4つの言葉が、「そこにしかない形式」を語るというのが導入。
今は、site determinedの時期で、「窓の探求」や「敷地のデザイン」などを考えの中心に置いているようだが、本人自身もこれらが、site determinedなのかどうかはわからないとのこと。
ただ、敷地のデザイン=建築のデザインということでは無く、悪魔で別の操作であるらしい。
「そこにしかない形式」とは、そこに既存しているモノ・風景などによって、建築の形状・機能が変化するといった単純なことでは、無いかもしれないが、自分にはそう聞こえた。

最近の講演会では、必ずといって良いほどゲスト自身の著書や関係する本が売られている。
もちろん今回も。

rule of the site―そこにしかない形式

rule of the site―そこにしかない形式

また、買った。
サイン本です。
講演会行く度の恒例になってきた。