迫慶一郎 講演会

先日、大阪TOTOテクニカルセンターにて講演会があったので行って来た。
山本理顕設計工場を退社後、アメリカの渡る予定だった迫さんに中国の知人から仕事の依頼があり、2004年に中国北京にsako建築設計工社を設立。
この様な生い立ちから、人脈の広さを感じさせられた。
たった4年で数々の建築を設計している迫さんは、中国を4つのSで語る。
「speed×scale×scope×start」
speed=設計・施工共に日本の3倍速。
scale=中国の建築は巨大。
scope=仕事範囲(施工までも面倒見ていないと何をされるかわからないとのこと)。
start=現代建築が始まったのは21世紀。
中国では、訒小平の言葉にある様に「中国ブランドの建築を建てれる建築家が良い」との評価されてしまうとのこと。
この言葉とり方によっては、周辺環境は無視してもかまわないなどの中国人らしい考え方の一部なのかと疑問に陥った。
ここで、迫さんの建築をご紹介。

北京バンプス。

北京モザイク。

杭州ロマンチシズム2

友人が質問していた。
将来は、やはり世界中で建築を作っていきたいらしい。
やはり、中国では終われないですね。
講演会は、建築の思想の面では触れることなかったが、建築を作った時のストーリーが中国の背景などが混じり面白かった。

28の主題―迫慶一郎の建築

28の主題―迫慶一郎の建築

講演会の内容とほぼ類似している。
会場でサイン入り限定25冊ということで、つい買ってしまった。